先物プロップファームとは(CFD のプロップとの違いと、評価から出金までの流れ)
- 先物プロップファームは、料金を払って評価(シミュレーションの取引)を受け、ルールを守って利益目標に届くと資金口座が使えるようになり、その利益の一部を出金できる仕組みです。掲載6社はすべて、CME グループの取引所に上場された先物を扱います。
- 6社とも、資金口座の段階はシム口座です。実資金口座(Live)へ移るのは、各社の招待や審査を通った場合に限られます。
- 2026-11-04時点で、日本は6社の制限国リストに入っていません。ただし Lucid Trading は、日本から使えるかが確認中です。規約の対象地域、本人確認の時期、日本で受け取れる出金方法は会社ごとに違うため、申し込む前に公式で確かめます。
先物プロップファームとは:料金を払って評価を受け、合格後の利益を分け合う仕組み
先物プロップファームは、トレーダーに取引の場を用意し、その成績に応じて利益を分ける会社です。トレーダーは自分のお金を証拠金として入れるのではなく、評価や口座の料金を払います。評価ではシミュレーションの口座で取引し、利益目標に届くこと、最大ドローダウン(損失の下限)に触れないことなど、各社のルールを守れるかを見られます。
評価に合格すると、資金口座が使えるようになります。資金口座でも決められたルールの中で取引し、出金の条件を満たすと、利益のうちトレーダーの取り分を受け取れます。取り分の割合(利益分配)、出金の条件、口座が終わる条件は、会社とプランごとに違います。
掲載6社の段階の名前を並べると、次のようになります。名前は違っても、評価、シムの資金口座、実資金口座の3段階という形は共通です。
| 会社 | 評価 | 資金口座(シム) | 実資金口座 | 料金の払い方 |
|---|---|---|---|---|
| Apex Trader Funding | Evaluation(Intraday Trail/EOD Trail) | PA(Performance Account) | Live(招待制) | 一回払い(30日間) |
| Lucid Trading | LucidPro、LucidFlex、LucidDaily の評価(LucidDirect は評価なし) | Funded | LucidLive(リスクチームの審査) | 一回払い |
| My Funded Futures | Builder、Rapid、Rapid EOD、Pro の評価 | Sim Funded | Live(プランごとの条件か審査) | 一回払い(2026-08-25以降の購入) |
| Take Profit Trader | Test | PRO | PRO+(招待制) | 月額 |
| Topstep | Trading Combine | Express Funded Account(XFA) | Live Funded Account(LFA、リスクチームの裁量) | 月額 |
| Tradeify | Growth、Select の評価(Lightning は評価なし) | Sim Funded | Elite Live(審査) | 一回払い |
取引できる時間も共通点があります。6社とも、ポジションを翌日の取引日へ持ち越すこと(オーバーナイト)を認めておらず、米国東部時間の夕方の決済期限までに全ての建玉を閉じる決まりです。期限の時刻は会社ごとに少しずつ違います。
この節の出典(22件)
出典: Apex Trader Funding 公式サイト / 公式サイト / 公式サイト 2 / 公式サイト(禁止行為) / 公式サイト 3 / 公式ヘルプ(記事) / 公式ヘルプ(記事) 2 / 公式ヘルプ(記事) 3 / My Funded Futures 公式サイト / 公式ヘルプ(記事) 4 / 公式ヘルプ(実資金口座) / 公式ヘルプ(記事) 5 / Take Profit Trader 公式サイト / 公式サイト 4 / 公式サイト 5 / 公式ヘルプ(仕組み) / 公式ヘルプ(月額の更新) / 公式ヘルプ(実資金口座) 2 / 公式ヘルプ(取引時間と銘柄) / 公式ヘルプ(記事) 6 / 公式ヘルプ(記事) 7 / 公式ヘルプ(記事) 8
CFD のプロップとの違い:取引するのは取引所に上場された先物
先物プロップと CFD のプロップのいちばん大きな違いは、取引の対象です。先物プロップで取引するのは、取引所に上場された先物です。CME グループの説明では、先物は決められた日か月に、規格化された資産を売買する法的な約束で、その取引は先物取引所を通して行われます。
上場先物は、品質、数量、受け渡しの時期と場所といった中身を取引所が決めているため、参加者全員が同じ規格の契約を売買し、変わるのは価格だけです。価格は買いと売りの注文がぶつかって決まります。また、上場先物はすべて清算機関を通して決済され、取引所が売り手に対する買い手、買い手に対する売り手になります。
一方、CFD(差金決済取引)は、日本証券業協会の説明では、証拠金を預け、現物の受け渡しをせずに、取引を始めた時と終えた時の価格の差で決済する取引です。同協会は、店頭で行う CFD を「お客様と証券会社との相対取引」と説明しています。
| 比べる点 | 先物(先物プロップで取引するもの) | CFD(店頭 CFD の一般的な説明) |
|---|---|---|
| 取引の場 | 先物取引所(CME、CBOT、NYMEX、COMEX など) | 顧客と業者の相対取引 |
| 契約の中身 | 取引所が規格を決め、参加者全員で同じ | 業者が提示する条件による |
| 相手方 | 清算機関が売り手と買い手の間に入る | 取引する業者 |
| 先物プロップでの扱い | 掲載6社はすべて CME グループの取引所の先物を扱う(銘柄の一覧は各社の公式) | このサイトの掲載6社では扱わない |
先物プロップでは、銘柄の呼び方も先物の記号になります。たとえば S&P 500 の先物は ES(E-mini)や MES(Micro E-mini)、ナスダック100の先物は NQ や MNQ です。各社の最大建玉は「mini 何枚、micro 何枚」と書かれます。
CFD のプロップを使ったことがある方は、取引時間、銘柄、手数料のかかり方、データの契約が違う点に注意します。先物プロップでは、取引画面とは別にデータの接続(Rithmic、Tradovate など)を選ぶ会社が多く、データ利用者の区分の申告(非プロの申告)を求められることもあります。
この節の出典(7件)
出典: 公式サイト / 公式サイト 2 / 公式サイト(会社概要) / Apex Trader Funding 公式サイト / 公式ヘルプ(取引時間と銘柄) / Take Profit Trader 公式サイト / 公式ヘルプ(記事)
評価型と即 Funded 型:評価を受けるか、最初から資金口座で始めるか
先物プロップのプランは、大きく評価型と即 Funded 型に分かれます。評価型は、まず評価口座で利益目標を目指し、合格したら資金口座へ進む形です。掲載6社のプランの多くはこの形です。
即 Funded 型は、評価を受けずに最初から資金口座で取引を始める形です。掲載6社では、Tradeify(トレードファイ) の Lightning Funded と Lucid Trading の LucidDirect がこれにあたります。Tradeify の Lightning Funded は評価型より料金が高く(LucidDirect の料金は確認中)、どちらも資金口座での出金に利益目標や一貫性ルールなどの条件が付きます。Tradeify の Lightning はリセットができず、失敗したら買い直しです。
評価型で見られる主なルール
- 利益目標:評価の合格に必要な利益の額です。
- 最大ドローダウン:残高がこの水準に触れると評価は失格、資金口座は終了します。方式は終値ベース(EOD)、日中ベース(日中トレーリング)、固定に分かれます。
- 1日の損失上限(DLL):1日の損失の上限です。多くの会社では到達するとその日の取引が止まるだけで、口座は続きます。DLL のない口座もあります。
- 一貫性ルール:1日の利益が合計の利益に対して大きすぎないかを見るルールです。評価で使う会社と、出金で使う会社があります。
- 最低取引日数と期限:最短何日で合格できるか、いつまでに合格する必要があるかです。
- 最大建玉:同時に持てる枚数の上限です。
ドローダウンと一貫性ルールは、会社による違いがとくに大きい点です。それぞれの仕組みは別の記事でくわしく説明しています。
Tradeify のプラン(Growth、Select、Lightning)を見る
Lucid Trading のプラン(LucidPro、LucidFlex、LucidDaily、LucidDirect)を見る
この節の出典(6件)
出典: 公式ヘルプ(記事) / 公式ヘルプ(記事) 2 / 公式ヘルプ(記事) 3 / 公式サイト / 公式ヘルプ(仕組み) / 公式サイト 2
シム口座と実資金口座:資金口座の段階はシミュレーション
先物プロップの「資金口座」という名前から、会社のお金で実際の市場に注文を出すと考える方もいますが、掲載6社では資金口座の段階もシム口座です。Take Profit Trader(テイク・プロフィット・トレーダー) は、PRO 口座の注文は取引所に送られず、データ業者のシミュレーションの中で処理されると説明しています。My Funded Futures も、評価と Funded の口座はすべてシミュレーションだと明記しています。
それでも出金は実際のお金で支払われます。Take Profit Trader(テイク・プロフィット・トレーダー) は PRO の出金を実際の資金と説明し、Tradeify も Funded 口座はシミュレーションで、その利益が実際の出金につながると書いています。
実資金口座(Live)へ移るのは、各社の招待や審査を通った場合です。Topstep(トップステップ) の LFA はリスクチームの裁量で、Take Profit Trader の PRO+ と Apex Trader Funding の Live は招待制です。Tradeify の Elite Live は、出金回数などの最低条件に届いた後の審査で決まります。My Funded Futures の Builder は5回目のシム出金の承認後に Live へ移る、とプランページに書かれています。
実資金口座に移るときに変わること
- シム口座の扱い:移行の時点で、ほかのシム口座が閉じられる会社が多くあります(Topstep、Tradeify、Lucid Trading など)。
- データの区分と費用:実資金口座では取引所のプロ向けデータの料金や、実際の取引手数料がかかる場合があります。負担の分け方は会社ごとに違います。
- 辞退できるか:Topstep と My Funded Futures は、Live への移行を断ってシム口座を続けることはできないと書いています。
Take Profit Trader の PRO と PRO+ を見る
この節の出典(11件)
出典: 公式サイト / 公式サイト 2 / 公式サイト 3 / 公式ヘルプ(実資金口座) / 公式サイト 4 / 公式ヘルプ(記事) / 公式ヘルプ(記事) 2 / 公式ヘルプ(実資金口座) 2 / 公式サイト 5 / 公式サイト 6 / 公式ヘルプ(記事) 3
費用の払い方:一回払いと月額
先物プロップの料金の払い方は、一回払いと月額の2つです。一回払いは評価を一度買えば追加の請求がなく、失敗したらリセットか買い直しになります。月額は合格するか解約するまで毎月請求が続きます。
2026-11-04時点の掲載6社では、Apex Trader Funding(エイペックス・トレーダー・ファンディング)、Lucid Trading、My Funded Futures、Tradeify が一回払い、Take Profit Trader と Topstep が月額です。My Funded Futures は2026-08-25以降の新規購入から一回払いに変わり、それより前の月額の契約は前の条件のまま続いています。
もう1つ確かめるのが有効化料です。合格して資金口座を使い始めるときに払う料金で、ある会社とない会社があります。同じ会社の中でも、評価の料金が低く合格時に有効化料がかかる型と、評価の料金が高く有効化料がない型を選べる場合があります(Apex Trader Funding(エイペックス・トレーダー・ファンディング)、Topstep)。
料金の見方と、合格までの総額の考え方は、有効化料の記事でくわしく説明しています。各社の金額は、各社の料金のページで確かめてください。
Topstep の料金(Standard と No Activation Fee)を見る
Apex Trader Funding のプランと料金を見る
この節の出典(7件)
出典: 公式サイト / 公式ヘルプ(記事) / 公式ヘルプ(記事) 2 / 公式ヘルプ(記事) 3 / 公式サイト(月額の更新) / 公式ヘルプ(月額の更新) / 公式ヘルプ(記事) 4
日本から使う前に確かめること:対象国、規約、本人確認、出金方法
先物プロップファームは米国の会社が多く、利用できる国を会社ごとに決めています。2026-11-04時点で、日本は掲載6社のどの制限国リストにも入っていません。ただし、リストに入っていないことは、日本から使えることの確認にはなりません。リストは変わることがあり、判定の基準(国籍、居住国、アクセス元)も会社によって違います。
| 会社 | 制限国の判定の基準 | 日本の扱い(2026-11-04) | 本人確認の時期 |
|---|---|---|---|
| Apex Trader Funding | 制限国の出身でも、政府 ID、居住地、郵送先、銀行口座がすべて制限国以外なら可 | リストに記載なし | 登録時 |
| Lucid Trading | 制限国の市民または居住者 | リストに記載なし。日本からの利用可否は確認中 | 確認中 |
| My Funded Futures | 市民権または居住 | リストに記載なし | Sim Funded で取引を始める前 |
| Take Profit Trader | 制限国からのアクセス | リストに記載なし | 登録時(完了後にテストを購入可) |
| Topstep | 国籍と永住権の両方 | どちらのリストにも記載なし | 2回目の購入の前 |
| Tradeify | 恒久的な居住国 | リストに記載なし | 初回の出金の前(一部の国は Funded 口座の受け取り前) |
規約の対象地域
日本は Lucid Trading(ルシッド・トレーディング) の制限国リストに入っていません。日本からの利用可否は確認中です。利用規約の対象地域を、申し込む前に公式で確かめてください。規約の対象地域の書き方は会社ごとに違うため、ほかの会社でも申し込む前に規約を読んでおきます。
出金の受け取り方法
- Apex Trader Funding:米国外は Plane(居住国と同じ国の銀行口座が必要)。
- Lucid Trading:WorkMarket(銀行振込か PayPal)、暗号資産(同社を日本から使えるかは確認中)。
- My Funded Futures:Rise(銀行送金か暗号資産)。
- Take Profit Trader:ウォレットからの出金の記事では米国外は Wise か PayPal、出金の仕組みの記事では国際送金として Routable、PayPal、Wise と書かれており、記事によって挙げている方法が違います。
- Topstep:国際送金は Wire/SWIFT(手数料$30(約4,650円))。Wise は中国、カナダ、英国のみ。
- Tradeify:Rise(銀行送金、暗号資産、現地通貨)。使えない場合は Plane。
Apex Trader Funding(エイペックス・トレーダー・ファンディング)、Take Profit Trader、Topstep は、本人名義の口座での受け取りを求めています。出金の前に米国の税務書類(米国外の人は W-8BEN)の提出を求める会社もあります(Topstep、Tradeify の Rise など)。日本での税金の扱いは、個別の状況によって変わるため、税理士か税務署に確かめてください。
サポートの言語
Take Profit Trader(テイク・プロフィット・トレーダー) のサポートの対応言語に日本語は入っていません。Topstep の電話は英語のみで、AI アシスタントは入力された言語で答えると書かれています。ほかの4社の日本語対応は確認中です。
My Funded Futures の始め方(本人確認と出金の準備)を見る
Apex Trader Funding の出金(Plane)を見る
この節の出典(21件)
出典: 公式サイト / 公式サイト(出金) / 公式サイト(禁止行為) / 公式サイト(出金) 2 / 公式の利用規約 / 公式ヘルプ(記事) / 公式ヘルプ(出金) / 公式ヘルプ(記事) 2 / 公式ヘルプ(記事) 3 / 公式ヘルプ(出金) 2 / 公式サイト 2 / 公式サイト 3 / 公式サイト 4 / 公式サイト 5 / 公式ヘルプ(対象国) / 公式ヘルプ(本人確認) / 公式ヘルプ(出金) 3 / 公式ヘルプ(サポート) / 公式ヘルプ(記事) 4 / 公式ヘルプ(記事) 5 / 公式ヘルプ(出金) 4
よくある質問
先物プロップファームでは、自分のお金で取引するのですか?
先物プロップと CFD のプロップは何が違いますか?
取引の対象が違います。先物プロップで取引するのは、CME グループの取引所に上場された先物で、契約の中身は取引所が決め、清算機関が売り手と買い手の間に入ります。店頭の CFD は、日本証券業協会の説明では顧客と業者の相対取引です。
この節の出典(2件)
出典: 公式サイト / 公式サイト(会社概要)
評価に合格したら、実際の市場で取引できますか?
掲載6社では、合格後の資金口座もシム口座です。実資金口座(Live)へ移るのは、各社の招待や審査を通った場合に限られます。条件は会社ごとに違い、自動で移るとは限りません。
この節の出典(5件)
出典: 公式サイト / 公式サイト 2 / 公式ヘルプ(実資金口座) / 公式ヘルプ(記事) / 公式サイト 3
日本に住んでいても使えますか?
2026-11-04時点で、日本は掲載6社の制限国リストに入っていません。ただしリストは変わることがあります。また Lucid Trading(ルシッド・トレーディング) は、日本から使えるかが確認中です。申し込む前に各社の対象国のページと規約を確かめてください。
この節の出典(7件)
出典: 公式サイト / 公式ヘルプ(記事) / 公式の利用規約 / 公式ヘルプ(記事) 2 / 公式サイト 2 / 公式ヘルプ(対象国) / 公式ヘルプ(記事) 3
評価に期限はありますか?
会社とプランによります。Apex Trader Funding(エイペックス・トレーダー・ファンディング) の評価は購入から30暦日で失効します。Topstep の Trading Combine には合格の期限がなく、月額の請求が合格か解約まで続きます。Tradeify の Growth の評価にも期限はありませんが、週1回以上の取引が必要です。
この節の出典(3件)
出典: 公式サイト / 公式ヘルプ(月額の更新) / 公式ヘルプ(記事)
Lucid Trading